こんにちは。りょうこ88です。
おせち作りも4回目の2024年。
慣れてきたことや、品数を減らしたこともあってか、12月31日の午後2時半にはカフェで手帳を開きながら、優雅に今年の振り返りができるほど、余裕がありました。
でも、逆に気のゆるみもあったのか、あれれ??と思うような小さな失敗というか、残念な結果もあり、まだまだ奥が深いおせち作りです。
それでは、2024年のおせちのメニューと段取り、そして来年への教訓です。
家族の人数と重箱のサイズ
小学校6年生(男の子)と、小学校1年生(1年生)の子どもの4人家族で、5.5寸の木製重箱を使っています。
おせちのレシピ
使ったレシピは、おせちの本とクックパッドです。
この本は、料理のレベルに合わせた提案があったり、盛り付けや詰め方の例も豊富です。
また、飾り切りの方法やおせち作りカレンダーという、買い物や作るタイミング、保存方法と保存期間を書いてくれているカレンダーもついているので、毎年12月になると、ことあるごとに開いています。
クックパッドのレシピは、次のコーナーのメニューの横にリンクを貼っておきますね。
2024年の手作りおせちメニュー
正直、今回は「もうおせちはいいんじゃないか・・・」という気持ちもよぎっていました。
でも、重箱は去年のおせち以来使っていないし、お正月だってなにも食べないわけにはいかない。
おせちを作っていれば、2~3日はごはん作りが楽になることは去年までの経験でわかっています。
それに、子どもが小学校から持ってきたプリントに載っていたおせち料理の意味なんかを見ていると、食べるといい年になりそうな気がしてきたんですよね。
よし、やっぱり作ろう!
ただ、去年までのように追われながら作るのはなんだかなぁと思いました。
そこで、品数は去年の15品から4品減らして、11品に。
でも、詰め方を考えていた時に、7歳の娘の顔がよぎりました。
パッと見の印象で食べる食べないを決めることも多く、これだと少し大人っぽすぎるかな。
彩がもう少しある方が、食べてくれるかも・・・
ということで、31日の夕方に、かまぼこと数の子が安くなっていたら追加しようとスーパーへ。
安くなっていたかまぼこだけを購入し、比較的娘が食べてくれそうなたたきごぼうを追加して、最終的に13品になりました。
一の重
1.かまぼこ
2.豚の昆布巻き(本)
3.たたきごぼう(本)
4.くるみ入り田作り( 常備菜にも♪田作り(くるみ入りごまめ) by 簡単手抜きママ)
5.伊達巻( ハチミツを使って!●おせち・伊達巻● by エルン♪)
6.黒豆(昔のクウネルの土井信子さん)
7.栗きんとん( 材料2つで☆簡単栗きんとん by ぽくちゃん)
ガッチガチに固くなった初めてのお手製田作りから4年。
小魚とナッツはおせち以外でも作ることがあったのですが、どれも定まらず。
ずっと田作りジプシーでしたが、今回のレシピは固さもちょうどよく、甘みも調整できて、やっとこれに決めた!と思えるものでした。
二の重
8.錦卵(本)
9.たこのマリネ( 洋風おせちに♡タコのぶつ切りマリネ by CoCoa☆)
10.紅白なます(本)
11.ローストビーフ(本)
12.蟹のテリーヌ(本)
三の重
11.筑前煮( ✿筑前煮(煮しめ)✿おせち・お食い初め by aprea)
おせち作りの段取り
ここからは、おせち作りの流れです。
乾物やおせち用の飾りは、11月の半ばごろから、目についたときに買っていました。
ひとつめのゆるみ おせち用に買った飾りがいまひとつ
去年はおせちの飾りのことをすっかり忘れていて、気づいたときには31日。
慌てて買いに走ったものの、さすがに残ってなくて、失敗した~と思ったので、今回は早めに購入しました。
でも、何を作るかも決まっていないまま、何となく買っていたので、あれを買っておけばよかった・・・とちょっと後悔。
そのため、盛り付けイメージをしてから、お正月飾りコーナーへ行くことをおすすめします。
一の重にはこの飾りが合いそうだな。など、決めやすいです。
乾物などは早めに買い出し
クリスマスごろまでに、以下のものを買っておきました
- 栗の甘露煮
- 黒豆
- 昆布
- 干ししいたけ
- クリームチーズ
- スモークサーモン
12月28日
28日は主に買い物で、おせちは黒豆を浸けただけでした。
買い物内容は以下
- ごぼう
- れんこん
- 人参
- 里芋
- きぬさや
- 大根
- 青ネギ
- さつまいも
- ゆず
- ごまめ
- くるみ
- かんぴょう
12月29日
この日は朝から黒豆を煮ます。
ふたつめのゆるみ 黒豆がシワシワ 煮汁は要確認
去年は途中で買い物に出たので、その間は鍋帽子をかぶせていた黒豆。
今年はきちんと煮てみようと、コンロの火を一番小さくして7時間半煮てみました。
後半になるにつれ、煮汁がすごく噴き出してくるのはなぜ?
やっぱり木の落し蓋じゃなくて、アルミホイルがダメなのかな?などと思いつつも、「できるだけ開けないで」と書いてあることを守り、一度ものぞかないまま、約9時間後。
冷めた鍋のふたを開けて、アルミホイルを取ってみると、しわしわで煮汁がほぼない状態の黒豆が・・・
「煮汁が減っていたら足すように」とも書いていたのに、判断が付きませんでした。
味はとても濃いし、ふっくらとは程遠い食感だけれど、子どもたちはおいしいと言ってくれていたので、今年はこの黒豆を使うことにしました。
蟹のテリーヌ
黒豆を似ている間に、蟹のテリーヌです。
これはほぼ、混ぜて型に入れるだけなので、すぐにできます。
レシピには、スモークサーモン10枚とありましたが、売っているのは○○gという表記。
今回購入したのは、1パック40gを2パック。
これで10枚くらいでした。
あと、去年、味が濃すぎた・・・と思ったカニ缶。
今年買ったのは1缶55g入りだったので、1缶にしてみました。
結果は、味が薄いと思うこともなく、いい感じでした。
錦卵
意外と日持ちがするらしい錦卵も、29日に作りました。
7歳娘が、黄身の裏ごしにハマって、喜んでやってくれたので助かりました。
明日の準備
夜は、明日のために、昆布とかんぴょうを水に浸けておきます。
12月30日
豚の昆布巻きとくるみ入り田作りを作る予定のこの日。
3つ目のゆるみ 豚の昆布巻きの調理時間を思い違い!
今日は2品だから余裕だわ~と気が抜けていたのか、朝から取り掛かればいいものを、夕方まで先延ばしにしていた豚の昆布巻き。
お昼に豚肉を買いに行って、夜ご飯の準備と並行して豚肉の昆布巻きを作り始めました。
すると、長いあいだ昆布を水に浸けすぎたせいか、昆布がヌルヌルして何もかもがすべってしまう。
かんぴょうで結ぶのに予想以上に時間がかかってしまい、大苦戦。
やっとのことで結び終わった後、15分くらいで煮るのは終わるから、そのあと夕ごはん作りと思っていたら、見ていたレシピは隣のニシンの昆布巻き!
豚肉は1時間半も煮る時間が必要なことに気づき、コンロが一つ使えないことが発覚。
なのに、今日は煮物や炊飯など、コンロを占領するメニューが入っている。
仕方がない、順番にやっていくか・・・
お米や煮物を一つずつ炊いている間に、れんこんや人参の飾り切りをしました。
昆布巻きで余ったかんぴょう、飾り切りで出たれんこんや人参の切り落とし部分は冷蔵庫に置いておき、明日またちらしずしの具を作るために使います。
くるみ入り田作り
夜ご飯までに作り終わる予定だった、くるみ入り田作りが完成しないまま、夜に。
もう明日にしようかとも思ったのですが、明日作るものが増えることを思うと、やはり今日のうちに作っておくことに。
こちらは予想よりも手がかからず、素早くできてすっきりしました。
明日の準備
筑前煮用のゴボウを切って、水に浸けて冷蔵庫へ。
鶏肉も切っておきました。
この時、こんにゃくを切っておいてもよかったのですが、すっかり忘れていました。
干ししいたけを水に浸けておきます。
12月31日
おせち作りを3回して思ったことは、品数が多いほど後半になるにつれ、気力?集中力?が落ちてくるということです。
そのため、去年までは、なますなどの生ものは先にしていたのですが、今回は簡単なものは後に回し、手間のかかる栗きんとんからスタートしました。
4つめのゆるみ 栗きんとんの芋が固く・・・
まずはサツマイモを茹でます。
サツマイモがゆであがったら、つぶして裏ごしです。
錦卵で黄身の裏ごしが大好きになった娘に、今回もお願いしました。
が、「熱いうちに手早く裏ごし」とレシピにあったものの、娘のスピードではとうてい間に合わず、だんだん固くなってしまいました。
最後は2人でしたのですが、次回は最初から2人で手分けしてしようと思います。
サツマイモを茹でる間にちらし寿司の具を作る
少し時間ができる、サツマイモをゆでる時間。
この間に、次に作る伊達巻の型を作り、干しシイタケの飾り切りをしました。
干しシイタケで出た飾り切りの半端と、昨日のかんぴよう、れんこん、人参の切った残りで、ちらしずしの具を作りました。
今回は、年越しそば用にと買っていたうすあげの残りも追加しましたが、ちくわでもいいですね。
できあがった具は、冷ましたあと冷凍。
お正月明けのどこか、今日はごはん作りを楽にしたいというタイミングで使います。
5つ目のゆるみ 伊達巻の生地離れが悪い
一昨年、アルミホイルで生地離れが悪かったので、次はオーブンシートを敷きます。
と、書いてあり、去年は型を変えたためか、その通りにできました。
ただ、また今年も一昨年と同じことをしてしまいました・・・
あとで見返してみると、レシピのコツ・ポイントのところに生地離れのことは書いてあります。
せっかちなので、作り方以外のところは、何かあったとき以外あんまり見ないのが悪いクセ。
だいたいの場合、何かあってからではもう遅いのですが・・・
次こそは、オーブンシートを敷いてきれいに作りたいです。
買い物となますと筑前煮
マリネ用のタコとローストビーフ用の肉は当日に。
と、考えていたので、買い物へ行き、帰ってから、なます用の大根と人参を塩もみしました。
塩もみを置いている間に、筑前煮用の里芋を切り、手綱こんにゃくを作って、あく抜き。
筑前煮を炊きだしたあとに、なますの仕上げです。
筑前煮の飾り用のきぬさやを茹でて、飾り切りして冷蔵庫へ。
タコのマリネ
これは切って混ぜるだけなので、すぐに完成!
ローストビーフ用のにんにくをすりおろし、お昼ごはんです。
(この日のお昼ご飯は、たまたま夫がサンドイッチを買ってきてくれたので、作らずにすみました)
ローストビーフと並行して年越しそば用のあげを煮る
最後はローストビーフです。
これも、手が込んでそうな割には簡単にできてしまいます。
煮ている間に、隣のコンロで年越しそば用のうすあげを甘辛く煮ていきます。
当初の予定にはなかったたたきごぼうを追加
予定したメニューは全部完成したのですが、彩によさそうなのがあればと、夕方にスーパーへ行きました。
増やすとすれば、かまぼこと数の子と考えていたのですが、数の子はいいのがなかったのでかまぼこのみ購入。
品数的にあと一品ほしいところだったので、夜ごはんの準備の時に、たたきごぼうを作りました。
これも、ゆでてあえるだけなので、超簡単です!
元旦はほぼ詰めるだけ でも、余裕をもってはじめよう
ここまでできていれば、あとはかまぼこを切って詰めるだけです。
切って詰めるだけと安心しがちなかまぼこ。
去年は1本しか買っておらず、早々に飾り切りを失敗して、どうやってスペースを埋めようかとあたふたしました。
次は、紅白そろえて買おうと思った教訓を生かして、ちゃんと購入しました。
6つ目のゆるみ かまぼこがビミョーに足りない
今回買ったかまぼこは、小さめのが3本入っているパターンのものでした。
白の写真は撮り忘れていてないのですが、赤・白・赤と短いのが3本。
でも、中に模様が入っているし、子どもたちが喜ぶかも。
と、ウキウキで購入しました。
そして、詰めるときに気づいたのは、紅白1本ずつでは重箱の端まで埋まらない・・・
切る前に、赤白2本並べて、重箱に合わせてみていれば、あれ?ちょっと長さが足りないな?と気づいたはず。
そうすれば、2本ある赤をちょっとずつ太めに切って全体的に調整することもできました。
でも、気付いたのはほぼ全部切ってしまった後。
仕方なく、残っていた赤を太目に切って、両端だけを太くして、隙間を何とか減らしました。
かまぼこって、切るだけだからと、気が緩みがちです。
でも、飾り切りは慣れていないとむつかしいし、失敗してももうスーパーは閉まっていて買いに行けない。
毎年のように、何かしら「あ。どうしよう・・・」となる、なかなか手ごわい相手です。
一番最後の気のゆるみ 重箱がきれいに重ならない
私の手が遅いのか、詰め終わるまでに1時間ほどもかかりましたが、無事に今年も完成させることができました!
やっと詰め終わった~と、3の重から重ねようとしたら、なぜか重ならない。
なんで?
どうやら一番下の箱は底が違うらしい。
気付かなかった・・・
去年はたまたまうまくいっていたんでしょう。
しょうがないので、順番はもうスルーすることにして、きれいに重ねます。
と思ったら、筑前煮の汁が漏れてきてる!!
詰め直すことも一瞬よぎりましたが、漏れている量はそれほどでもなさそうだったので、キッチンペーパーの上に置いて汁気を逃がします。
順番はもうどうしようもないので、テーブルに出す直前に、きれいに重ねて、できあがりです!
底の違いと漏れるか漏れないか
改めてよく見てみると、確かに底の形状が違っていました。
これで次からは、間違いなくできそうです。
もうひとつの汁が漏れたことについては、底なら漏れないようにできているのか?
まだ、確認できていません。
そういえば去年は、初めての重箱で、直接煮物を入れてもいいものか判断が付かず、柄入りのワックスペーパー?みたいなのを敷いたのでわからなかったんですよね。
また、何か煮物をした時に思い出したら、一番下の段に煮物を入れてみます。
2024年のおせち作りのまとめ
30日、豚肉の昆布巻き以外は、比較的余裕をもって取り組むことができた今年のおせち。
12月になって「今年もおせちを作ろうかな」と言ったら、「え?今年もするの?」とポツリと言った夫。
どうやら、毎年おせち作りの時には私がカリカリして困っていたようです。
確かに毎年混乱していた自覚はあります。
でも、小さなトラブルはあったものの、今回でずいぶんと落ち着いてできるようになったので、来年もまた、作りたいです。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
楽しい一年になりますように。